前提条件
画面共有を使用したビデオ会議
デジタル コラボレーション ツール (テンプレートを参照)
対面用の厚手の用紙
赤、黄、緑のマーカー
ノート
オプションのテンプレート
アトラシアンテンプレート
その他のテンプレート
チーム ヘルス チェックとは
チーム ヘルス チェックまたはチーム ヘルス モニターは、心の健康、人間関係、ワークライフ バランス、効率性に焦点を当てた、チームの健全性のための健康診断のようなものです。
満足感、士気、コミュニケーション、信頼、心理的安全性などのメトリックを評価することで、機能や生産性に影響を与える可能性のある問題を特定して対処することを目標としています。
健全なチームの 8 つの要素とは
アトラシアンの長年にわたる調査と、数百のチームと社内外で共同作業を行った結果、私たちは健全で効果的なチームを構成する 8 つの要素を確認しました。要素は以下のとおりです。
- チームの結束: 健全なコラボレーションを行う効果的なチームになるには、お互いを信頼し、尊重する必要があります。メンバー同士の連帯感は強いです。
- バランスのとれたチーム: 適切な担当者が適切なスキルを持ち、適切で明確に定義された役割を担っています。これにより、このチームが責任を負っている価値の提供を実現できます。
- 相違点の奨励: 社内外を問わず、さまざまな情報源から異なる視点を求めて発言し、敬意を持って時間をかけて相違点に対処します。
- 共通認識: ミッションと目的、重要なマイルストーンについての理解を共有し、チームとして戦略計画を効果的に遂行します。
- 価値とメトリック: 自分たちが提供する価値とビジネスに還元される価値、成功の定義、その価値の追跡方法と測定方法を把握しています。最終的には、メトリックを活用して、必要に応じて意思決定を行い、行動を起こします。
- 適切な働き方: チーム内での働き方によって、分散していても同じ場所にいても、効果的に業務を行うことができます。使用するツール、ミーティングやコラボレーションの方法、意思決定の方法などが含まれます。
- エンゲージメントとサポート: 私たちのチームとの関わり方やそのタイミングに関して、他のチームは理解しています。チームは効果的に関与し、進歩するために必要なサポートを常に受けることができます。また、自分たちが依存している人と自分たちに依存している人も明確に理解しています。
- 継続的改善: 常に時間を取って成功を祝うことに加え、真剣に改善の機会を振り返り、行動を起こして実現させます。チーム内外で定期的かつ意図的にフィードバック ループを実施し、改善の判断を下します。
チーム ヘルス モニターを実施するタイミング
ドリーム チームになるまでの道のりを進むために、四半期ごとにチーム ヘルス モニターを実施することをお勧めします。
意欲的なチームがもたらす 3 つのメリット
四半期ごとのヘルス モニターは、意欲的なチームのメリットを最大限に活用するのに役立ちます。Gallup によると、意欲的なチームには次のような特徴があります。
- より高い収益性: 意欲の高い従業員を抱える企業は、意欲の低い従業員を抱える企業よりも収益性が 21% 高いです。
- 離職率の低減: 意欲的な従業員を抱える企業では、離職率が 43% 低下します。
- 生産性の向上: 意欲的なチームは、意欲の低いチームよりも生産性が 18% 高いです。
チーム ヘルス チェックの実施方法
5 秒の要約
- 成功しているチームの 8 つの要素に基づいて、チームの健全性を評価します。
- 焦点を当てる要素を 3 つ選択します。
- 解決策をブレーンストーミングし、改善計画を作成します。
1. チーム ヘルス モニター プレイを開始する 5 分
ミーティングの進行役として、このプレイを実行するためにチーム メンバーと 90 分の時間を確保してください。プレイの簡単な説明を送って、要素を確認します。次のように、設定に基づいてミーティングを準備してください。
- リモート設定: テンプレートをコピーして、チームを招待します。
-
対面設定: 筆記用具 (厚手の用紙、ホワイトボード)、赤、黄、緑のマーカー、ノートを用意します。
進行役はプレイの実施も担当します。書記を割り当てるか、進行役が兼任するかは選択できます。
チームの皆様
先ほど、チーム ヘルス モニター プレイのカレンダー招待をお送りしました。プレイの目的は、成功しているチームの 8 つの要素に基づいてチームの健全性を評価することです。ワークショップの所要時間は約 90 分です。
評価対象となる 8 つの要素の簡単なプレビューは、次のとおりです。
1. チームの結束
2. バランスのとれたチーム
3. 相違点の奨励
4. 共通認識
5. 価値と指標
6. 適切な働き方
7. エンゲージメントとサポート
8. 継続的改善
事前準備は不要です。参加する意欲を持ってミーティングにお越しください。
どうぞよろしくお願いいたします。
ヒント: 大人数のグループ向け
チームが 8 人以上の場合、各要素のはじめの評価は、小グループに分かれて実施したほうがいいかもしれません。その後、チーム全体で集まって全体の評価をまとめます。
2. 議題と進行ルールを共有する 2 分
ミーティングの開始時に、ヘルス モニターの目的を改めて説明し、チームの協力体制を評価して、改善するための次のステップを特定します。
次に、ワークショップの議題と進行ルールを共有します。
- 5 分: 導入/進行ルール/質問
- 35 分: ヘルス モニター評価 (1 要素あたり 8 分まで)
- 10 分: 要素の優先順位付け/上位 3 つの特定
- 20 分: ブレイクアウト セッション - ブレーンストーミングの解決策と次のステップ
- 15 分: グループの結果報告/アクション アイテム/次のステップ
1. 出席し、傾聴します。
2. 誠実であります。私たちは皆、異なる視点で世界を見ているということを認め、その違いを受け入れます。
3. 訂正するのではなく、理解しようとして耳を傾けます。
4. 要素の主旨を理解します。説明が必要な場合は質問し、チームや職務を見下しません。
5. 曖昧な態度を取りません。
6. 進行役は参加者よりも話す時間を控えます。
7. チームを比較しません。結果は自分自身だけのものです。そして、赤と黄色の評価がいくつかあったとしても、がっかりしないでください。これはチームが発展する過程でよくあることで、すべてが緑になることはほとんどありません。この演習は、チームが改善の機会を見つけるためのものです。
8. ふりかえりの基本原則を常に覚えておきます。何を発見したとしても、その時の知識、スキルや能力、利用可能なリソース、そして当時の状況を考慮し、誰もが最善を尽くしたことを理解し、心から信じます。
3. 投票基準を確立する 2 分
参加者はそれぞれ、各要素に対するチームの状況を判断し、次の方法で投票するよう求められます。
- 「親指が上向き」(緑)
- 「親指が横向き」(黄)
- 「親指が下向き」(赤)
赤、黄、緑の判断はチームで独自に行ってかまいません。直感で判断してください。各色の条件をしっかり決めなければ、などと気にする必要はありません。ディスカッションの妨げとなるだけです。
要素を検討する際には、「親指が上向き」、「親指が横向き」、「親指が下向き」で投票するようチームに説明してください。
対面でのミーティングの場合、書記が厚手の用紙かホワイトボードに投票を記録し、全員が確認できるようにする必要があります。
ヒント: すぐに解決しない
チームがすぐに「解決」しようとしたり、本当はそうでないのに「大丈夫」だと見なしたりしがちな場合、全要素をまず赤と評価しておいて、緑の評価に変えることが適切かどうかをグループに判断させます。
4. 各要素について投票し、フィードバックを得る 35 分
その後、進行役は次の指示に従ってヘルス モニター評価を実施します。
- 要素を読み上げる。進行役として、上記のリストまたはテンプレートを使って、各要素とその説明を読み上げます。
- それぞれの要素についてどのように投票するかをチームに考えてもらう。全員の準備が整うまで投票を見合わせるのが最適です。それにより、集団思考や偏見を回避できます。
- グループで同時に投票する。対面の場合は、親指で投票する前にカウントダウンを行います。リモートの場合は、他の人の影響を受けずに投票するようにしてください。
- 意見が出揃ったところで、1 - 2 分かけて意見やフィードバックをチームに把握してもらう。自分が投票した「理由」や頭に浮かんだことを把握するよう全員に促します。これにより、段階的にフィードバックを得ることができます。特にチームがすべての要素を網羅する可能性は低いためです。
- すばやく 2 - 3 分で、最優先する意見を話し合う。これにより、投票の微妙な差異を引き出すことができたり、全員が結果の「温度」を理解する機会になったりするため、次のステップでの投票に役立ちます。
意見をいくつか把握したら、次の要素に移る。各要素について 5 分間費やすように計画します。
ヒント: ディスカッションを促すための質問
- この要素に関してその基準に投票したのはなぜですか?
- この要素に関するフィードバックで関心がある、または詳細を知りたいものはどれですか?
- 他のメンバーがこのように投票した理由は何だと思いますか?
5. 上位 3 つの要素について熟考して投票する 10 分
すべての投票とフィードバックを確認した後、チームが積極的に取り組んで改善したい分野を 1 ~ 3 つ選びます。
これらは、明らかにスコアが赤または黄の分野である場合もあれば、チーム全員が緑だと思っていたが、いくつかの赤の投票があるという分野であることもあります。
6. 解決策をブレーンストーミングする 20 分
次に、チームを 3 つのグループに分け、優先度の高い各要素に対して解決策をブレーンストーミングします。各グループに 15 ~ 20 分の時間を与え、解決策を検討し、記録し、共有してください。ブレーンストーミング セッションでは、次のような質問に答えます。
- 問題点は何か。
- どのようなことを 6 か月後の成功と見なすか。
- その結果を達成するためにどのようなアクションを取ることができるか。
- 今どのようなアクションを実行するのか。
7. 改善計画を作成する 15 分
アクション アイテムを共有し、担当者を割り当て、次のステップを定義します。勢いを維持するために、定期的なチェックインを計画して進捗を追跡します。進行役はチームの努力への感謝を伝えます。パフォーマンスの高いチームは、ヘルス モニター プレイのように、共同作業で成長します。
フォローアップ
次回 4L プレイのスケジュールを設定する
ヘルス モニターのチェックポイントの間隔を設定します。赤や黄だった項目は緑に近付いていますか? 赤になってしまった緑の項目はありませんか? 成果を讃え、課題に取り組みましょう。定期的にチェックすることで推進力を高く保ち、ダメージが大きくなる前に問題領域を見つけられます。
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